ご自身がB型肝炎訴訟で給付金をもらえそうだと知った時に気になるのが、もしB型肝炎訴訟を弁護士に依頼した場合にどのくらいの弁護士費用がかかるのか、ということではないでしょうか。
B型肝炎訴訟は(かなり手間だが)弁護士に依頼せずともできるので、訴訟を自分でやるかを判断するにあたり、どのくらいの弁護士費用がかかるかを知っておきたい所ではないでしょうか。
今回は、B型肝炎訴訟を弁護士に依頼した場合にかかる弁護士費用についてご説明させていただきます。
ご参考になれば幸いです。
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目次
1.B型肝炎訴訟で給付金を獲得するためには必ず弁護士に依頼しなければならない?
B型肝炎訴訟を提起する場合、絶対に弁護士に依頼しなくてはいけないのでしょうか。
B型肝炎訴訟を提起する場合、個人で行うことができます。
2.B型肝炎訴訟を弁護士に依頼した場合にかかる弁護士費用の種類は?
B型肝炎訴訟を弁護士に依頼した場合の弁護士費用としては、以下の費用がかかります。
(1)相談料
弁護士に相談する時に必要になる金銭です。
(2)着手金
弁護士が依頼を受けた時点で必要になる金銭です。
結果によらず返金されません。
(3)成功報酬
獲得した金額によって必要になる金銭です。
(4)調査費用
依頼の前段階で、調査をするために必要な金銭です。
2.B型肝炎訴訟を弁護士に依頼した場合にかかる弁護士費用の相場は?
B型肝炎訴訟を弁護士に依頼した場合にかかる弁護士費用の相場は以下の通りです。
(1)相談料
相談料は、1時間1万円(税抜)が相場です。
しかし、B型肝炎訴訟に関しては無料相談に応じている法律事務所も増えています。
(2)着手金
着手金についても、現在では無料で対応する法律事務所が増えています。
(3)成功報酬
弁護士費用(成功報酬)は、2004年の1月から各法律事務所で自由に決めることができるようになっています。
獲得金額の約12%が相場です。
なお、B型肝炎訴訟の場合、国からの給付金とは別に、給付金額の4%が弁護士費用として補助してもらえるので、各自の負担金額が安くなっています。
つまり、例えば獲得した給付金の金額の12%を報酬とする法律事務所に依頼した場合、実際にご自身が支払うのは8%になります。
給付金額の4%分弁護士費用が補助されるということは弁護士費用の負担を軽減するという意味で、弁護士に依頼するかを判断するにあたり知っておくことが大切です。
是非覚えておいていただきたい。
(4)調査費用
調査費用についても、着手金同様、無料で対応している法律事務所が多いです。
4.B型肝炎訴訟は弁護士に依頼した方がいい?弁護士に依頼するメリットについて
弁護士に依頼する場合は、弁護士費用が必要です。
では、弁護士費用を支払って、弁護士に依頼をするメリットとはなんでしょうか。
下記では、弁護士に依頼するメリットに関してご説明いたします。
(1)必要書類の取得・作成を全て任せることができる
予防接種等でB型肝炎ウイルスに感染したことを証明するために、弁護士が作成する書類と、母子手帳や医療記録など様々な書類を提出する必要があります。
必要になる書類が複雑ですので、どの書類を揃えるべきかは専門的な知識が必要です。
ですが、給付金を受け取るためには、裁判をして和解する必要があります。
その時に裁判に必要な書類を作成しなくてはいけません。
ですので、法律的・医学的に専門的な知識が必要です。
法律や医学に関して知識を持たない方とってはすごく負担になります。
弁護士に依頼すると、必要書類の取得や作成を代行してもらえます。
(2)時間と手間が省ける
給付金を獲得するためには、前述のように裁判をする必要があります。
個人で行う場合、本人が裁判所に行き手続きをしなくてならず、仕事をしている方にはすごく負担になります。
弁護士に依頼すると、すべての作業を代行してもらえます。
ですので、交渉や手続きに必要な時間を省くことができます。
5.弁護士費用以外でB型肝炎訴訟にかかる費用は?
上記弁護士費用以外にも、B型肝炎訴訟をするには以下の費用がかかります。
以下の費用は自分で訴訟をした場合にも必要です。
(1)印紙代
印紙代は、病状により金額が異なります。
金額に関しては、下記をご参考ください。
※病状・・・・・・・・・・・・・・・印紙の金額
- 死亡・肝がん・肝硬変(重度)・・・・・・・・・・・・・・・ 12万8,000円
- 肝硬変(軽度)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9万5,000円
- 慢性B型肝炎(発症後20年経過していない方)・・・・・・・・ 5万9,000円
- 慢性B型肝炎(発症後20年経過、現在も慢性B型肝炎の状態にある方
- 等)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2万0000円
- 慢性B型肝炎(発症後20年経過、現在は治癒している方)・・・ 1万3,000円
- 無症候性キャリア(感染後20年経過していない方)・・・・・・ 3万4,000円
- 無症候性キャリア(感染後20年経過した方)・・・・・・・・・・ 5,000円~
(2)郵券代
印紙代に加えて郵券代が必要になります。
裁判所によって異なるが、おおよそ6,000円ほどです。
まとめ
今回はB型肝炎訴訟を弁護士に依頼した場合にかかる弁護士費用についてご説明いたしましたがいかがだったでしょうか。
繰り返しになるが、B型肝炎訴訟は弁護士に依頼せずご本人自ら行うこともできます。
今回の話がB型肝炎訴訟を弁護士に依頼するかどうかの判断の一助になれば幸いです。