「B型肝炎訴訟をして給付金を受け取りたい。しかし、自身で手続きすることは複雑そうだから、弁護士に依頼したい。」
と、考えている方もいらっしゃいますよね。
B型肝炎訴訟を適切に解決するためには、事前に弁護士に依頼するメリット・デメリットや、B型肝炎訴訟に強い弁護士の探し方・選び方を把握しておくことが重要です。
今回は、B型肝炎訴訟を弁護士に依頼する際に知っておきたい事柄について説明していきたい。
ご参考になれば幸いです。
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目次
1.B型肝炎訴訟は弁護士に依頼した方がいい?依頼するメリットについて
B型肝炎訴訟を提起する場合、絶対に弁護士に依頼しなくてはならないわけではなく、自身で行うことができます。
ですが、弁護士に依頼した場合のメリットは下記です。
(1)必要書類の取得・作成を全て任せることができる
B型肝炎訴訟では、予防接種等でB型肝炎ウイルスに感染したことを証明するために、弁護士が作成する書類の他に、母子手帳や医療記録など様々な書類を提出しなくてはいけません。
必要書類の内容が複雑であることから、どのような書類を揃えるべきかは専門的な知識が必要です。
ですので、裁判で和解しなければ給付金を受け取ることができません。
その時に、裁判に必要な書類を作成する必要です。
しかし、必要になる書類は、法律的や医学的に専門的な知識が必要です。
ですので、法律や医学の知識がない方にとってはとても負担になります。
弁護士に依頼すると、基本的に交渉や手続きを代行してもらえます。
ですので、必要書類の取得や作成などを任せることができ、依頼者にとっては大きなメリットになるでしょう。
(2)時間と手間が省ける
個人で手続きを行う場合、自分で裁判所に行って手続きをします。
ですが、仕事をしている方にとってはとても負担になります。
ですので、弁護士に依頼するとすべての作業を代行してもらえるので、手間が省けます。
2.B型肝炎訴訟を弁護士に依頼するデメリットは?弁護士費用について
B型肝炎訴訟を弁護士に依頼した場合には、デメリットとして弁護士費用がかかることです。
具体的な弁護士費用としては、以下の通りです。
(1)相談料
弁護士に相談する際に必要になる金銭です。
30分5000円(税抜)が相場です。
ですが、最近では相談料無料の事務所も増えてきています。
(2)着手金
弁護士が依頼を受けた時点で必要になる金銭です。
また、結果に関わらず返金されません。
着手金についても現在多くの法律事務所では無料で対応しています。
(3)成功報酬
実際の獲得金額によって必要になる金銭です。
獲得金額の約12%が相場です。
B型肝炎訴訟の場合、国からの給付金とは別に、給付金額の4%が弁護士費用として補助していただけるので、各自の負担金額が安くなります。
ですので、例えば獲得した給付金の金額の12%を報酬とする法律事務所に依頼した場合、実際にご自身が支払うのは8%です。
給付金額の4%分弁護士費用が補助されるということは、弁護士費用の負担が軽減されるという大切な意味を持っています。
是非知っておいて頂きたいです。
(4)調査費用
正式な依頼をする前に、調査をするために必要な金銭です。
調査費用についても、着手金同様、無料で対応している法律事務所が多いです。
(5)その他
その他として、印紙代(病状によって金額が異なる)や郵券代(6,000円程度)が別途必要です。
3.B型肝炎訴訟に強い弁護士の探し方は?
B型肝炎訴訟を弁護士に依頼した場合には、国から補助が出るとしても前述した弁護士費用がかかることになります。
安くはない弁護士費用を出してまで弁護士に依頼するならば、B型肝炎訴訟に強い弁護士に依頼したいとお考えになるのではないでしょうか。
ここではB型肝炎訴訟に強い弁護士の探し方についてご説明いたします。
B型肝炎訴訟に強い弁護士を探す方法としては、以下の方法があります。
(1)親族・友人経由
まずは、親族や友人経由で弁護士を探す方法があります。
ですが、紹介してもらった弁護士がB型肝炎訴訟に精通していない可能性があります。
ですので、その弁護士にB型肝炎訴訟に精通している弁護士を紹介してもらいましょう。
(2)インターネット経由
インターネットを使って、B型肝炎訴訟に精通している弁護士を探す方法もあります。
①弁護士のポータルサイトで探す
「弁護士ドットコム」などのポータルサイトで探す方法があります。
②GoogleやYahoo!で検索する
GoogleやYahoo!で例えば、「B型肝炎訴訟 弁護士」と検索してみましょう。
場合によっては、お住まいの地域名と掛け合わせても良いでしょう(例えば、「B型肝炎訴訟 弁護士 東京」など)。
③弁護士会経由
弁護士会経由でB型肝炎訴訟に強い弁護士を探すことも可能です。
④B型肝炎訴訟弁護団に依頼する
また、全国各地にB型肝炎問題に積極的に取り組む弁護団があります。
これもインターネットで「全国B型肝炎訴訟弁護団」のサイトから各地の相談所を調べることができます。
4.B型肝炎訴訟に強い弁護士の選び方は?
弁護士といえど、得意な分野は人それぞれです。
ですので、弁護士全員がB型肝炎訴訟に精通しているわけではありません。
そこで下記では、B型肝炎訴訟に精通している弁護士の見分け方をご説明いたします。
(1)経験・実績
弁護士によって、特異な分野は異なります。
ですので、得意分野の経験や実績を確認しましょう。
近頃は、専門分野の実績をHP(ホームページ)に掲載している事務所も多く見られます。
B型肝炎訴訟の分野をHP(ホームページ)に大きく掲載されていれば、経験や実績がある可能性がとても高いです。
そのような法律事務所のホームページでは、B型肝炎問題の相談実績や解決実績を掲載しているので、その数字も参考にした方がよいでしょう。
やはり、相談実績及び解決実績とも多い事務所が信頼できます。
一方で、単に取扱い案件としているだけであれば、それほどB型肝炎訴訟を扱っていない可能性があるので注意が必要です。
(2)説明の分かりやすさ
弁護士に相談する時に、弁護士の説明が分かりやすいかどうかを確認しましょう。
専門用語ばかり使い、一般人を煙に巻くような弁護士が相手では、信頼関係などは築けないし、丁寧な仕事をしてくれるのか、不安があります。
分かりやすく説明してくれる弁護士を選びましょう。
(4)質問への答え方
弁護士へ相談する時は、質問に対しての回答に関してきちんと確認しましょう。
弁護士の回答が、的確で分かりやす場合、B型肝炎訴訟に関しての知識や経験の裏付けになります。
まとめ
今回はB型肝炎訴訟を弁護士に依頼しようとした場合に知っておきたい事柄についてご説明致しました。
弊社記事が悩まれている方々のお力になれば幸いです。