痴漢えん罪を回避するには「弁護士への連絡」が最適?その場で逃げるのは間違い?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

世の中の男性は「痴漢えん罪」を恐れている方がとても多いのではないでしょうか?

痴漢えん罪とは、痴漢に間違われたり、仕立てあげられたりして、やってもないのに疑いをかけられてしまうことです。

電車で痴漢に間違われて逃走した男性が線路に逃げ込んで死亡してしまった痛ましい事件も起こり、衝撃を受けた方もおられるでしょう。

参照URL:http://www.jiji.com

痴漢えん罪被害に遭わないためには、どのように対処すれば良いのでしょうか?

今回は、痴漢えん罪対策の効果的な方法と、巷で見かける「走って逃げる」というのが間違いなのか?について解説します。

1.痴漢えん罪の恐ろしさ

最近、痴漢えん罪が大きな社会問題となっています。

電車やバス、人が多く集まる場所などにおいて男性が痴漢と間違われたり、痴漢としてでっち上げられたりして逮捕されてしまうのです。

また、実際にえん罪で逮捕されて裁判になってしまう人もいます。

日本の刑事裁判ではいったん起訴されると99.9%以上が有罪になってしまうので、実際には痴漢していなくても有罪判決を受けて前科がついてしまう可能性があります。

前科がつくと、会社員の場合には会社を解雇されてしまうことも非常に多いですし、家族関係にもヒビが入り、離婚に至ることもあります。

このように、痴漢えん罪の被害に遭うと大変な不利益があります。

ただ、痴漢に間違われるのは避けたいとしても毎日通勤に使っているなら、電車を利用しないわけにはいきません。
そして、電車を利用する限り「100%、痴漢に間違われない方法」はありません。

そこで、「痴漢に間違われた場合にリスクを軽減するための対処方法」を検討しておく必要があります。

2.痴漢に間違われたら逃げてはいけない!

ネット上の情報などを見ていると、「痴漢に間違われたら、走って逃げろ」というものが見られます。
実際、少し前までは多くの人がこういった認識を持っていましたが、この考え方は正しいのでしょうか?

答えはNOです。

まず、走って逃げると、気持ちが焦って普段なら絶対にしないような行動をしてしまうおそれがあります。
具体的には、たとえば冒頭で紹介した男性のように、線路上に飛び降りて逃げようとしたりすることがあります。

しかしそのようなことは、自殺行為です。
死ぬくらいなら、痴漢と間違われても生きている方が良いに決まっています。

また、走って逃げても捕まる可能性があります。そのとき、「どうして逃げたのか」と問い詰められてしまいます。

「逃げたということは、実際にやったということだ」と決めつけられて、もはや言い訳できなくなることもあります。

そこで、痴漢と間違えられたら、逃げるのではなく心を落ち着けて、余裕を持って対応する必要があります。
たとえば、ケースにもよりますが、以下のような対応をしましょう。

  • 毅然として、反対意見を述べる
  • 相手にせずに立ち去る
  • 相手と話し合う
  • 目撃者を募る

このような対処をして、その場を納めることができたら、早々に立ち去りましょう。悪いことをしていないのですから、逃げる必要はないのです。

3.謝ってはいけない

痴漢に間違われたとき、もう1つしてはいけないことがあります。
それは、謝ることです。「すみません」などというと、痴漢を認めたのと同じに扱われてしまうおそれがあります。

むしろ、先の対処方法でも紹介したように、「失礼な!」と言って激怒しても(しているふりをしても)良いくらいなのです。

4.正しい対処方法は「弁護士を呼ぶこと」

痴漢と間違われたとき、心落ち着けて対応しようとしても、どうしても気が動転してしまいますし、逃げ出したくなってしまうことも事実です。

毅然とした態度で相手と話し合おうとしても、有無を言わさず駅員室に連れて行かれそうになることもあります。駅員室に連れて行かれたら、そのまま警察を呼ばれ、逮捕勾留されてしまうでしょう。

このようなとき、最も正しい対処方法は弁護士を呼ぶことです。
弁護士を呼ぶと、駅員室に行かずに済み、堂々とその場を退去できる可能性が高くなります。

痴漢の疑いをかけられたら、駅員室に行かずにまずは電話で弁護士を呼び、弁護士が来るまでその場で待って、後は弁護士に対応を任せる流れです。

5.痴漢を疑われた際に弁護士がしてくれること

弁護士がその場に来たら、具体的にどのようなことをしてくれるのでしょうか?

(1)その場から立ち去れるように対処してくれる


まず、弁護士は相手に対し、被疑者(疑われている人)を逮捕する必要がないことを説明してくれます。

人を逮捕するためには逮捕要件が必要です。
具体的には、証拠隠滅のおそれや逃走のおそれがあることなどです。

そこで、こうした逮捕の必要性がなければ逮捕することはできません。

弁護士は、法律のプロですから相手や周囲の人などに対し被疑者を逮捕しなくても逃げ隠れしないことを説得的に論証して、法的観点から、今すぐに帰宅させるべきであることを明らかにしてくれます。

また、弁護士がついた場合には、被疑者が逃げると弁護士も追及を受けるので何の担保も無い状態より相手は安心できます。

そこで、弁護士から説得をされたら、相手も「そうですか」と言ってあきらめるので、被疑者が帰宅できる可能性が高くなります。

このことは、警察を呼ばれた場合も同じです。

また、相手がでっち上げで痴漢を主張している場合には、弁護士を呼ばれたら自分の方の立場がまずくなるため、早々にあきらめて解放してくれるでしょう。

そこで、痴漢の疑いをかけられた際は弁護士を呼ぶことで平穏にその場を立ち去り、帰宅したりそのまま会社に行ったりすることができる可能性が高くなります。

(2)逮捕されても守ってもらえる


弁護士に痴漢えん罪の対応を依頼したら、たとえ警察に捕まってしまったとしても非常に心強いです。
痴漢でいったん捕まってしまったら、警察の留置場に入れられてしまいます。

このとき、勾留されてしまったら、その後最低10日間は外に出ることができませんし勾留を延長されるとさらに10日間身柄拘束されるので、3週間くらいは外に出られないことになってしまいます。

すると、その間会社に行くこともできませんし、かといって会社に「痴漢で捕まりました」などと言うこともできないので、被疑者の立場は非常に苦しくなります。

最終的に言い訳できなくなって痴漢事件がバレ、解雇されてしまうこともあります。

弁護士に対応を依頼していたら、勾留が行われないように検察官を説得してくれるので、在宅で捜査が行われる可能性が高くなります。

在宅事件になったら普通に外で生活ができるので、会社通勤もできますし痴漢事件のことは、言わなければ会社に知られることがないので解雇されるおそれもありません。

また、弁護士が適切に弁護活動をすることで不起訴処分になる可能性があり、裁判になることもなく「前科」がつくこともないのです。

(3)相手に対し、名誉毀損で損害賠償請求ができる

相手の女性が悪質で痴漢をでっち上げられたときには、相手を名誉毀損などにもとづいて訴えることができます。

具体的には、慰謝料請求が可能ですし相手を虚偽告訴罪にもとづいて刑事告訴して、処罰を要求することもできます。

このような法的対応も、弁護士に相談して対応してもらえたら非常にスムーズです。

相手が支払いに応じない場合には、裁判をして追及することも可能になりますし、捜査機関に対する刑事告訴の手続きも、弁護士に代行してもらうことができます。

以上のように、痴漢の疑いをかけられたときには、弁護士の力を借りる必要性が非常に高いです。

6.痴漢えん罪を弁護士に相談する費用はどのくらい?

通常の刑事弁護を依頼すると着手金30万円、報酬金30万円の合計60万円くらいの費用となります。

えん罪と確定した後、相手に対する名誉毀損の慰謝料請求などを請求する場合は最低10万円程の着手金が必要となります。

 

まとめ

痴漢えん罪は、電車通勤だけではなく、バスや花火大会、フェスなどの人がたくさん集まる場所ならどこでも発生する可能性があります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

Twitter・RSSでもご購読できます。