離婚の相談を弁護士にしたいと思ったら知っておきたい5つのこと

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これを読んで下さっている方の中には、離婚をしようと考えてはいるものの、弁護士に依頼すべきか、依頼すべきだとしても、どのように弁護士を探せばよいか悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、主に離婚問題に強い弁護士の探し方、見分け方についてご説明させていただきます。
ご参考になれば幸いです。

 目次

1、離婚問題で弁護士に相談すべき場合とは?

2、離婚に強い弁護士かを見分ける方法

3、離婚に強い弁護士を探す方法

4、離婚問題を弁護士に依頼するメリット

5、離婚の弁護士費用の相場はどれくらい?

1、離婚問題で弁護士に相談すべき場合とは?

離婚問題で弁護士に相談すべき場合とは、どのような場合でしょうか。
例えば、

  • ・配偶者が不倫をした際に、配偶者またはその相手方に慰謝料請求したい場合
  • ・離婚に際して、配偶者から慰謝料請求されている場合
  • ・配偶者と離婚したいが、配偶者が離婚に同意してくれない場合
  • ・離婚に際して、財産や養育費について争いになっている場合
  • ・配偶者から離婚を切りだされたが離婚したくない場合
  • ・離婚に際して、親権が欲しい場合
  • ・離婚に際して、養育費を配偶者に請求したい場合
  • ・離婚に際して、子供の面接交渉の権利を獲得したい場合

など、弁護士に相談すべき場合と言えるでしょう。

2、離婚に強い弁護士かを見分ける方法

では、離婚事件に強い弁護士かどうかはどのように見分ければ良いのでしょうか。

(1)知識が多い

まず、離婚問題に関する知識をしっかりと持っていることが重要です。
離婚は単に男女関係の清算というだけでは片づけられない様々な問題があります。
具体的には、財産分与、慰謝料や年金分割、さらには子供がいる場合には親権や養育費の点も問題になります。

実際の離婚は、これらの様々な問題が絡み合っていることから、これら一つ一つに精通していなければ全体を適切に処理することができません。
そのため、離婚問題に関する知識が多い弁護士が望ましいです。

そして、知識が多いかどうかは、実際に法律相談をする際の質問に対する回答をきちんと見るようにしましょう。
弁護士が素早く、そして的確に答えられるのであれば、知識が多い弁護士と言えるでしょう。
その他にも、弁護士が離婚に関する書籍を出しているようであれば、その弁護士は知識が多いといえるでしょう。
なぜならば、離婚に関する書籍を執筆できるのは、一定以上の知識がないと難しいためです。
さらには、ホームページの内容が他のものと比べて詳しい場合には、やはり知識が多いといえるでしょう。

(2)経験が多い

また、離婚事件の経験数の多さも重要です。
経験数が多ければ、事件の内容に応じて、交渉から始めるべきか、それともすぐに調停に移行すべきかなど適切な手続き選択が可能になり、時間を節約することができます。

その際の処理の見立て、事件の進行の方法、相談者にとって不利になる点とその対策等については、単に法律的な知識があればいいというわけではありません。
実際に多くの事件を処理し経験をしないと分からないため、事件処理の件数はそれだけ強みになると言えます。

そして、経験が多いかどうかは、もしホームページに離婚問題の処理に関する実績が掲載されているようである場合には、そちらを参考にしたいです。
その他にも、経験は弁護士のキャリアと密接に関連しているので、弁護士の経験年数も参考になるでしょう。

3、離婚に強い弁護士を探す方法

では、離婚問題に強い弁護士はどのように探せば良いでしょうか。

(1)親族や友人等に紹介してもらう

まずは、実際に弁護士を知っている親族や友人などに弁護士を紹介してもらうという方法があります。
もし、その親族や友人が実際に弁護士に依頼したことがあるのであれば信頼できるし、その弁護士も、紹介の場合にはより丁寧な対応をしてくれることもあります。

(2)インターネットで弁護士事務所のホームページを検索する

インターネットを使える環境にある人は、離婚に関して詳しく情報が載っているホームページを持っている弁護士事務所を探すのも一つの方法です。
インターネットで離婚に関する事項を検索(例えば、「離婚 弁護士」など)して、表示された弁護士事務所のホームページを確認してみると良いでしょう。
その事務所の実績や過去の依頼者の声といった情報を載せている事務所もあり、そういった実際の情報をもとに依頼する弁護士を探すこともできます。

(3)弁護士検索サイトを利用する

現在、「弁護士ドットコム」など、多くの弁護士が登録する弁護士検索サイトがいくつか存在しています。
そこでは、各弁護士が自己の得意分野を紹介しているので、離婚を得意分野として挙げている弁護士に直接連絡をとり、相談してみると良いでしょう。

(4)離婚に関する書籍の著者にあたってみる

最近では、多くの離婚に関する書籍が刊行されており、その著者が弁護士であることも多いです。
離婚関連の著書を執筆できるのは、一定以上の離婚問題に関する知識や経験があるからです。
そのため、離婚関連の書籍から弁護士を探すという方法も利用できます。

4、離婚問題を弁護士に依頼するメリット

では、離婚を考えている場合、後述の「5、離婚の弁護士費用の相場はどれくらい?」の費用をかけてまで弁護士に依頼をした方が良いのでしょうか。
実は、離婚をする場合、必ずしも弁護士に依頼をすることは必要ではありません。

離婚問題について弁護士に依頼しようか悩まれている方は、以下で述べるメリットを考慮して、実際に弁護士に事件を依頼するかどうかを判断すると良いでしょう。

(1)弁護士の法的知識や経験を利用できる

まず、離婚にあたり弁護士に事件処理を依頼すると、弁護士の豊富な知識や経験を利用することができます。

とりわけ訴訟(裁判)になった場合には、お互いがそれぞれの提出した証拠に基づき法的な主張を尽くし、それに基づいて裁判官が判断を下すことになるため、弁護士の法的知識や経験が利用できるのは大きいです。

また、交渉や調停でも、良く分からないまま相手方の言い分をのんで法律的に取り返しがつかない合意を結んでしまう人もいるようであるが、弁護士に依頼すればそのような事態を避けることができます。

(2)手続きや書類の作成を全て任せられる

弁護士に依頼をすれば、基本的には全ての手続きを弁護士が依頼者に代わって行ってくれるため、様々な書面の作成を任せられるので、手間がかかりません。

また、基本的に相手方と直接話をする必要がなくなります。

その上、裁判や調停の際に、どうしても必要な場合(離婚するか否かがそもそも問題となっている離婚調停では基本的に弁護士だけでなく当事者も出頭することが求められる。)以外は弁護士だけの出頭で足ります。
そのため、時間を節約できたり、相手方と話すことによって生じる精神的な苦痛を軽減したりすることができます。

(3)離婚する意思が強いことを示すことができる

離婚事件においては、特に交渉・調停段階では弁護士に依頼しない当事者も多いです。

しかし、弁護士に依頼せずにできるのにもかかわらず、あえて高い費用を出してまで弁護士に依頼をしたということ自体で、相手方に対して離婚に対する真剣な意思を示すことができるでしょう。

5、離婚の弁護士費用の相場はどれくらい?

離婚問題を弁護士に依頼した場合には、以下のような費用がかかります。

(1)相談料

1時間1万円が相場であるが、最近では初回に限り無料で相談できる弁護士事務所も増えているようです。

(2)着手金

20万円~50万円という弁護士事務所が多いが、相場としては30万円程度です。
もっとも、費用について細かい規定がある事務所になると、何について問題になっているかによっても(例えば、親権が問題になっているのか、財産分与が問題となっているのか)、費用が異なることがあります。

(3)成功報酬

①事件を終了させたことに対する基本的な報酬

30万円程度

②離婚成立・離婚阻止に対する報酬

依頼者が望んだ結果(例えば離婚を求めていた側が離婚できたなど)が得られた場合には、①の報酬に加えて、20万円程の報酬金がかかる弁護士事務所が多いようです。

③親権獲得に対する報酬

父母のどちらが親権者になるかについて争いになっていて親権が獲得できた場合には、親権を獲得できたことに対する報酬が発生することが多いようです。
これも相場としては20万円程のようです。

④経済的利益に対する報酬

経済的利益とは、相手方から金銭を得ることができた場合のその金銭のことです。
具体的には慰謝料、財産分与などです。
これに対する報酬としては、実際に得られた金額の10%が相場のようです。
また、継続して定期的に得られるものの場合、例えば養育費や年金分割については、1年~2年分の10%が相場のようです。

⑤日当

多くの弁護士事務所では、時間に応じて「半日日当」または「一日日当」の2種類に分けていることが多いようです。
半日(移動時間が2~4時間程度)の場合には3万円程度、1日(移動時間が4時間程度以上)の場合には5万円程度に設定していることが多いようです。

まとめ

今回は、離婚問題に強い弁護士の探し方や見分け方について説明してきたがいかがだったでしょうか。
離婚について弁護士に相談しようかどうか悩まれている方のご参考になれば幸いです。

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