痴漢冤罪での逮捕を回避するために!事前事後のテクニック

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毎日の通勤ラッシュ。

車両の中では身動き一つ取れないこともしばしば。

そんな中で、発生するのが痴漢です。

痴漢はもちろん犯罪であり、許されません。

しかしながら、少なからずその痴漢が冤罪ということもあり得ます。

痴漢冤罪で有名なのは、映画「Shall we dance」の周防正行監督が監督をつとめ、俳優の加瀬亮さんが主演した「それでも僕はやってない」という映画です。

それでも僕はやってない

今回は、電車通勤をされている男性の方に役立つ痴漢冤罪で逮捕されないようにするための対処法について説明します。

※この記事は2017年5月24日に加筆・修正しました。

1.痴漢冤罪のリスクとは?痴漢冤罪防止策を知っておくべき理由

まずは、痴漢冤罪のリスクを知っておきましょう。
そもそも、冤罪とは、本当は犯罪をしていないのに犯罪行為をしたと疑われて有罪とされてしまうことをいいます。

そして、冤罪によるリスクとしては、以下のものが考えられます。

  • 刑罰を受ける
  • 1年以上も裁判をしなければならない時間的・金銭的コスト
  • 職を失うリスク
  • 家族の信頼を失ってしまうリスク

このようなリスクを避ける意味でも、痴漢に疑われない対策を知っておくことは重要と言えるでしょう。

2.痴漢冤罪が起きるメカニズムとは?

では、なぜ痴漢冤罪が起きてしまうのでしょうか。
それは、「男はスケベ」だと一般的に思われていることがその理由です。

例えば、女性が満員電車でお尻を触られたとします。

そして、その女性の後ろに男性が立っていた場合、その男性が欲望に負けて触ってしまったと思われるのが裁判官も含め、一般的なのです。

そうすると、疑われた男性側としては触っていないことを証明しなくてはなりません。

しかし、大抵の場合、目撃者がいないため触っていないことを証明するのは難しいです。
「○○していないこと」の証明、いわゆる悪魔の証明です。

3.まずは痴漢に疑われないためのテクニックを知っておこう!

まずは、予防策について説明します。具体的には以下の方法があります。

  1. 遠回りするなど不自然な通勤ルートを通らない
  2. 満員電車に乗らないように早起きして通勤時間をずらす
  3. 両手を上げて電車に乗る

1つ目の方法は、不自然なルートを通ると「痴漢をするために遠回りしたんじゃないか?」と推測されて痴漢したことを疑われることに繋がるため、ぜひ気を付けましょう。

2つ目の方法は、痴漢に疑われないというメリットだけでなく、早めに出社すると仕事が捗るというメリットがあるので良ければ実践してみてください。

4.痴漢に疑われてしまった場合に対処するテクニックは?

では、痴漢に疑われてしまった場合にはどのようにしたら良いのでしょうか。

(1)弁護士を呼ぶ

一番良いのは、弁護士を呼ぶことです。
もっとも、弁護士を呼ぶことには抵抗を感じる人もいらっしゃると思います。

その場合には、以下の方法をお勧めします。

(2)「急いでいるので、何かあればこちらに連絡を下さい」と伝えた上で名刺を渡して立ち去る

名刺を渡すことで、「逃げも隠れもしていない」ことのアピールになるので、立ち去ったことが痴漢を推認させることにもならず、非常に有効です。

(3)被害者だと名乗る相手に対して「名誉毀損で訴えます」と反論する

これは、弁護士を呼んでから相談してやるべき対策ではありますが、疑っている相手に対して「私のことを痴漢呼ばわりするなら名誉毀損で訴えます」と主張して相手に心理的プレッシャーをかけて対処する方法もあります。

(4)気をつけたいこと

くれぐれも「警察や駅員の言われる通りについていかない」ということが重要です。

また、巷では、「走って逃げるのがいい」という話が流布しています。
確かに、痴漢は現行犯逮捕を回避できれば逮捕の可能性が下がるのは事実です。

そのため、走って逃げて現行犯逮捕を回避する対策は一理あります。

しかし、もし走って逃げて捕まってしまった場合、「後ろめたいことがあるから走って逃げたんだ」として走って逃げたことが痴漢をしたことを推認させる証拠になってしまいます。

そのため、走って逃げるのは避けた方が良いでしょう。

5.駅員室に連れて行かれそうになったタイミングで弁護士を探す方法は?

知り合いに弁護士がいればいいですが、知り合いに弁護士がいる人は多くはないでしょう。
その時には、どのようにして弁護士を探したら良いのでしょうか。

(1)弁護士会に連絡する

弁護士を探す方法の一つとしては、弁護士会に連絡する方法があります。
以下のURLをクリックすると各都道府県の弁護士会の連絡先を確認できます。

万が一の時のためにメモをしておくことをお勧めします。これはもし家族が逮捕された場合に、本人の代わりに家族が弁護士を探すことになるため家族の人も参考にしておきましょう。

(2)インターネットで探す

その他にも、インターネットを使って探すという方法もあります。
具体的には、インターネットで「刑事事件 弁護士」だとか、「痴漢 弁護士」などと検索すれば弁護士事務所を探すことができます。

当サイトでも刑事事件に強い弁護士を紹介していますので是非参考にしてください。

(3)伝えなければならないこと

いずれの方法を採るにせよ、必ず伝えなければならないのは以下のことです。

  • 場所→どの駅で痴漢に疑われているのか?
  • 状況→周囲に誰がいて今どのような話をしているのか?

これらを手短に伝えて、一刻も早く来てもらうようにしましょう。

6.もし逮捕されてしまったらどうすればいい?

もし、警察に逮捕されてしまった場合にはどうしたら良いのでしょうか。

そのような場合には、「当番弁護士」という制度があります。
上述した弁護士会の法律相談センターに電話をして「当番弁護士制度を利用したい」と伝えれば良いです。

ただし、当番弁護士制度はあくまで逮捕後に利用できる制度であるので、逮捕前は利用できない点には注意が必要です。

7.弁護士に依頼する際の費用の相場は?

弁護士に依頼する場合にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。

最近は少し費用も安くなってきていますが、私選弁護人の場合、依頼時にかかる着手金が30万円、不起訴を獲得するなどの結果を獲得した場合にかかる成功報酬が30万円の合計60万円程度が相場です。

ちなみに、もし痴漢をしてしまった際に被害者と示談をする際の示談金の相場は30万円程度です。

まとめ

今回は痴漢冤罪を回避する方法について説明しましたが、いかがでしたか?
通勤時に痴漢で疑われることに少しでも危機感を感じたことがある方は参考にしてもらえたら幸いです。

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