休業損害はいくらもらえる?交通事故での休業損害の計算方法について

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Man with leg in knee cages

交通事故に遭ってしまい、仕事を休まなくてはならなくなりました。そのような場合には、保険会社に対して「休業損害」を請求できます。

今回は、休業損害について説明します。ご参考になれば幸いです。

目次

1、休業損害とは?

2、誰が請求できる?

3,休業損害の計算方法

4、休業損害の請求方法

1、休業損害とは?

休業損害とは、交通事故で傷害を負い治療のため休業を余儀なくされた場合に、休業がなかったならば得られたはずの収入のことです。

簡単に言えば、仕事を休んで収入が減少したことに対する補償のことです。

2、誰が請求できる?

休業損害を請求できるのは、実際に仕事をしている人及び家事をしている人です。

しかし、交通事故によって収入が減ることがおよそ想定できない人、例えば、

  • 学生
  • 年金受給者
  • 生活保護受給者
  • 家賃収入などの権利収入で生活をしている人

などは休業損害を請求できません。

3、休業損害の計算方法

休業損害の計算方法は、以下の3つがあります。
保険会社側と直接交渉すると基本的に「(1)自賠責保険基準」で計算されます。一方、弁護士に依頼した場合には「(2)裁判基準」で計算されることになります。
基本的に、保険会社と直接交渉するより弁護士に依頼した方が休業損害の金額が高くなります。

(1)自賠責保険基準

自賠責保険基準を用いた場合には、

休業損害=5,700円×休業日数

となります。

もっとも、例外的に1日の収入が5,700円を超えると認められた場合には、1万9,000円を限度として、その実額が1日あたりの金額として算定することができます。

なお、「休業日数」は、交通事故による負傷によって現実に仕事を休んだ日数のことであり、自賠責保険基準の場合でも後述の裁判基準の場合でも同じです。

(2)裁判基準

裁判基準を用いた場合には、

休業損害=1日あたりの基礎収入×休業日数

となります。

なお、裁判基準の場合には、現実の収入をもとに「基礎収入」(休業損害算定の基礎とすべき収入金額のこと)を算出することになります。
その場合には、一般的には交通事故前の3ヶ月分の収入をもとに、1日あたりの基礎収入を算出することになります。

具体的には、雇用主に交通事故前3ヶ月間の給与額等を記載した休業損害証明書を作成してもらうことになります。

そして、雇用主に作成してもらった休業損害証明書をもとに、交通事故前3ヶ月分の合計収入を算出しそれを90で割って、1日あたりの基礎収入を算出することになります。

すなわち、

1日あたりの基礎収入=交通事故前3ヶ月分の収入÷90

という計算式になります。

また、休業日数も休業損害の計算に関わります。休業損害は前述の通り、交通事故が原因で仕事を休まざるを得なくなった日数のことです。この日数についても休業損害証明書に記載してもらうことになります。

(3)任意保険基準

任意保険基準の場合には、各任意保険会社ごとに一定の限度額や基準が設けられています。

そのため、自賠責保険基準や裁判基準のような明確な計算式はないが、現実の収入に近い金額で支払いがなされるようです。

4、休業損害の請求方法

休業損害の請求方法は、法律では定められてはいませんが、実務上、事故当時に収入があったことを証明するために下記のように請求するのが一般的です。

(1)給与所得者の場合

①提出方法

給与所得者の場合には、雇用主から自賠責保険に提出するための書式「休業損害証明書」に所定事項を記入してもらうことになります。
そして、雇用主に記入してもらった休業損害証明書に、事故前年度の源泉徴収票もしくは所得証明書を添付して、加害者または保険会社に提出することになります。

なお、今回はこちらで「休業損害証明書」の雛形を用意したので、ぜひダウンロードして活用してください。

休業損害証明書の雛形のダウンロードはこちら

②休業損害証明書の書き方

休業損害証明書の書き方について説明している、ソニー損保のホームページを紹介しますのでご参照ください。

ソニー損保のホームページはこちら

(2)自営業者の場合

事故前年度の確定申告書を加害者または保険会社に提出することになります。

(3)家事従事者の場合

同居人との「続柄」が省略されていない住民票を加害者または保険会社に提出することになります。

まとめ

今回は休業損害について説明しましたが、いかがでしたでしょうか。今回の話が、休業損害を請求しようと考えている方のご参考になれば幸いです。

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