弁護士保険とは?費用相場や加入メリット、補償範囲などを詳しく解説

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「弁護士保険」という保険をご存知でしょうか?

日常生活では、どのような人でも法的トラブルに遭う可能性があります。

そのようなとき、自分だけの力では解決できないことが多いので弁護士の力を借りる必要があります。

ところが、弁護士費用は高額のイメージが強く、弁護士に依頼することを躊躇してしまう例が多いかと思います。

このような際に役に立つのが弁護士保険です。

今回は、トラブルに遭った際に弁護士費用の補助を受けることができる弁護士保険について解説したいと思います。

  • どのようなメリットがあるのか?
  • どこまで補償してくれるのか?

加入メリットや必要性などを紐解いて説明します。

1.法的トラブルは身近で起こる!


みなさまの中には、「法的トラブル」というと「自分とは関係ない」と思っている方がいるのではないでしょうか?

それならば、その認識を改めた方が良いかも知れません。
法的トラブルは、どのような人にも起こりうるものですし意外とたくさん発生しているものだからです。

たとえば、交通事故は非常に身近なトラブルですが年間52万件くらい発生しています。

これに対し、法的トラブルはその約4倍の年間220万件近く発生しているのです。
このことからしても、法的トラブルは誰にでも起こることがわかるでしょう。

参照URL:交通事故総合分析センター(交通事故発生状況)
参照URL:プリベント少額短期保険株式会社

それでは、どうして法的トラブルは、身近に感じられていないのでしょうか?
1つには、法的トラブルに巻き込まれている人はそのことを周囲に言わないことが多いと思います。

たとえば離婚問題借金問題遺産相続トラブルの渦中にあるとしても、そのようなことを会社や友人知人などに言う人は少ないでしょう。

普通は秘密にしたいものです。
そこで、自分自身が法的トラブルに巻き込まれない限り「法的トラブルなんて、聞いたことがない」ということになります。

もう1つの理由は、法的トラブルに巻き込まれていても自分でもそのことに気づいていないケースが多いことです。

たとえば、隣人のペットが自分の家の庭に侵入してきて糞尿被害を受けている場合「非常識だから、やめてほしい」とは感じても、それが「法的トラブル」になる可能性があると気づかないことがあります。

近くにマンションが建って、自分の家にまったく太陽の光が当たらなくなった場合にも「日照権」という権利のことを知らなければ、それが法的トラブルだとは気づかないでしょう。

トラブルであることさえ気づかないのですから、適切に権利主張をして救済を受けることなどできるはずがありません。

法的トラブルに遭ったら、まずは自分が法的トラブルに巻き込まれている自覚を持ち、適切に対応するために弁護士に相談し、依頼する必要があります。

2.弁護士がいないとどうなるのか?


それでは、法的トラブルに巻き込まれたとき弁護士がいないとどのような問題があるのでしょうか?
いくつか、例を出してご説明します。

(1)交通事故で相手と示談交渉をするとき

まず、交通事故に遭って相手の自動車保険会社と示談交渉をする場合を見てみましょう。

交通事故に遭ったら、相手の保険会社と示談交渉をして賠償金の支払いを受ける必要があります。

しかしこのとき、自分で示談交渉をすると相手の保険会社から賠償金の金額を値切られて大きく減額されてしまいます。

たとえば、むちうちで後遺障害が残ったとき、自分で示談交渉をしていると後遺障害慰謝料は40万円程度しかもらえません。

これに対し、弁護士に示談交渉をすると110万円程度は支払ってもらえる可能性があります。

また、後遺障害で等級認定を受けるためには、法的知識や医学的な知識を持って適切に手続きを進める必要がありますが自分で対応していると対応が不十分になり、後遺障害の等級認定を受けられない可能性も高くなります。

そうすると後遺障害慰謝料と逸失利益の支払いも受けられなくなり、賠償の金額を大きく減らされてしまうのです。

弁護士に示談交渉を依頼したら300万円の支払いを受けられるケースでも、自分で示談交渉をしたら100万円程度になってしまうことはざらにあります。

(2)離婚するとき

離婚するときにも、弁護士に頼らなければならい状況があります。

離婚をするとき、相手に浮気の慰謝料財産分与の請求をすることがありますが、自分で対応していると適切に証拠をつかむことができない場合や財産分与の資料を集めて交渉することができず、十分な支払いを受けられなくなるおそれがあります。

また、人によっては、そもそも慰謝料や財産分与の請求権利に気づかず、相手の言うままに何ももらわずに離婚してしまうこともあります。

もし弁護士に対応を依頼していたら、法的な基準に従って正当な支払いを受けられるので離婚後の生活も安心です。

たとえば、自分で相手と協議離婚の交渉をしたら慰謝料ももらえず財産分与も100万円程度しかもらえない場合でも、弁護士に対応を依頼したら、慰謝料300万円と財産分与300万円の、合計600万円を獲得できる例なども普通にあります。

(3)借金があるとき

借金をかかえているときにも弁護士が正しい解決方法示してくれます。

借金問題に苦しんでいる人は、よく「夜逃げ」しようとしたり「放置して時効を待とう」としてみたり「とことん放置して無視」し続けて解決しようとしたりします。

しかし、このようなことはすべて問題の解決になりません。

一生逃げ隠れしながら生きていかなければなりませんし、一生ローンもクレジットカードも使うことができません。
まともに仕事について家族を持つことも難しくなるでしょう。

借金を抱えているなら、逃げるのではなく「債務整理」をしなければならないのです。
しかし、債務整理は専門的な対応を必要とするので素人が自分一人で対応するのは困難です。

いくつかの種類があるので、自分のケースに応じた適切な方法をとる必要もあります。

そこで、弁護士に相談をして適切な債務整理の方法を選択してもらい、手続きをしてもらわないと解決ができないのです。そのことで、ようやく苦しい借金から解放されることができます。

(4)法的トラブルであることに気づかないケース

弁護士が身近にいないと、そもそも法的トラブルに巻き込まれていることに気づかないケースがあります。

たとえば、近所の人がステレオをうるさく鳴らしているのでノイローゼになりそうな場合、腹が立つかも知れませんが相手に何らかの権利を主張できることに気づかないまま「仕方ない」と思って何もせずに引っ越しをして解決するかもしれません。

その場合、引っ越し費用は自分の負担となるので、数十万円の出費となります。

これに対し、弁護士に相談すると、弁護士が「騒音被害が酷いなら、相手に差し止め請求や慰謝料請求ができる」と教えてくれますし、場合によっては代理交渉をしてもらえるので相手から10万円の慰謝料を支払ってもらい、騒音を出すのも辞めてもらえる可能性があります。

以上のように、弁護士がいるのといないのとでは天と地との差が生じます。

3.弁護士保険とは?


「確かに弁護士に依頼すると、いろいろな問題を有利に解決できるかもしれないけれど、弁護士は多額の費用がかかるから、現実的には難しい」と思った方がいるかもしれません。

そこで役に立つのが「弁護士保険」です。

弁護士保険とは、法的トラブルに巻き込まれたときに弁護士の相談費用や着手金などの費用を保険会社が負担してくれる保険です。

弁護士保険に加入していたら、いざ弁護士が必要なとき自分で支払う費用の負担を減らして弁護士に相談をしたり、対応をしてもらったりできるので大変助かります。

1)弁護士保険の補償内容

おすすめの弁護士保険MIKATAという商品です。
MIKATAの補償内容はどのようなものかご紹介します。

まず、法律相談料は、1つの事件について2.2万円まで、年間10万円まで補償されます。

着手金などの事件処理費用は最高300万円まで補償されます。
法律相談料と事件対応費用を合わせた年間の限度額は500万円です。

2)弁護士保険MIKATAの補償内容

①保険金支払対象

  • 被害者になってしまった場合
  • 加害者になってしまった場合

②特定偶発事故の法的トラブル一例

  • 自動車事故被害者
  • 自動車事故加害者
  • 突発的な事故(人身事故)
  • 突発的な事故(物損事故)
  • 火災・爆発事故
  • 上階からの水漏れ
  • 接触事故(スポーツ事故)
  • 自転車事故

③一般事件の法的トラブル一例

  • 欠陥住宅
  • 近隣問題
  • 遺産相続
  • 離婚問題
  • リストラ
  • いじめ
  • 医療過誤
  • 金融商品問題

④保険金をお支払いできない主な例

  • 保険ご契約前に既に発生している法的トラブル
  • 被保険者さま以外が直面した法的トラブル
  • 事業上(法人)の法的トラブル
  • 法的トラブルの原因が発生していないもの

また、自分が請求をする場合でも請求を受ける場合でも、どちらのケースでも補償対象となります。

離婚や労働トラブル、遺産相続問題、交通事故問題、借金問題、子どものいじめ、いたずら、近隣トラブル、引っ越し事故、隣家からの水漏れや医療過誤、消費者問題など、あらゆる法的トラブルが対象となります。

契約後の通算の支払い限度額は1000万円までとなっています。
弁護士費用が300万円の法的トラブルというと相当大きなトラブルになりますので、弁護士保険に入っていると非常に心強いです。

4.弁護士保険のその他のサービス


弁護士保険には、弁護士費用を支払ってもらえる他にもメリットがあります。
1つ目は、弁護士への直通ダイヤルを使って無料初期相談(※必要)を受けられることです。

ちょっとしたことでも、気軽に弁護士に電話相談することができて迷ったときに一般的な法制度上のアドバイスをもらっておくと間違った対応をせずに済み、不利益を事前に防止することができます。

また、弁護士の知り合いがいなくて自分では弁護士を探すことができない場合には、弁護士保険MIKATAに依頼して対応してくれる弁護士を紹介してもらうことも可能です。

さらに、法律問題以外の医療や介護、税金問題や育児の問題、親子問題などについても各種の専門家に相談できる無料サービスを受けられます。

5.弁護士保険に入っているケースと入っていないケースの比較


弁護士保険に加入している場合と加入していない場合とで、どのくらい差が発生してくるのかを見てみましょう。

たとえば、離婚トラブルになって相手に慰謝料と財産分与を請求しましたが、話合いがこじれたので弁護士に依頼したとします。

このとき、相手からは100万円の支払いを受けることができましたが、弁護士費用が50万円くらいかかったので手元に残ったのは50万円でした。

ここで弁護士保険に加入していたら、弁護士費用の一部(50万円−5万円)×70%=31万5千円を保険で支払ってもらえます。

このように、弁護士保険に加入していると、いざというとき非常に心強いです。

6.弁護士保険MIKATAの費用は?


気になる弁護士保険MIKATAの費用は、月々2980円、1日にするとわずか98円です。
※ 1日98円…月額保険料2,980円×12カ月(1年)の保険料を1年365日で割って算出

たったこれだけの負担で大きな補償と安心を得られるのですから、是非とも入っておくことをお勧めします。

まとめ

今回は、法的トラブルにそなえて是非とも加入しておきたい弁護士保険MIKATAについて、解説しました。

法的トラブルはどのような人でも遭遇する可能性のあるものですから、いざというときのために、補償を万全にしておくべきです。

これまで「弁護士保険を知らなかった!」という方は、是非とも加入を検討してみて下さい。

募集文書番号:PV2017営推005201706

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